三面六臂

Belgian Wit

3年連続、周年オリジナルビールを東京は吉祥寺の常設店「P2B Haus」様からご依頼いただきました。まずは、3周年おめでとうございます!1年目は「Golden Ale」、2年目は「Dortmunder」、そして3年目になる今年は「Belgian Wit」となりました。なんと硬派なラインナップでしょう。ビアスタイルはクラシックなものが多いものの、P2B Haus様とは毎年、テーマから話し合いを始め、レシピのイメージを共有し、遊び心も忘れずに様々なアイデアやチャレンジを、ビールづくりに落とし込んできました。今年は、名前の由来ともなった「3種」の「オレンジピール」を使用し、控え目なコリアンダーと上富良野産カスケードホップを利かせて、スパイシーシトラスフレーバーを狙いました。今回使用した主役のオレンジピールは「マンダリン」、「バレンシア」、「甘夏」の3つの種類です。さらに、当社比で通常のBelgian Witよりも倍近い柑橘の皮を大胆に浸け込んでいます。オレンジピールの「三面六臂」の活躍もあり、シトラスで、スパイシーで、フローラルで、じんわりとビターもあり、さらに残糖とは違う甘味と、爽やかな酸味が効いていて、「ホップが嫉妬」してしまうのではないかと思うくらい素晴らしい効果をもたらしてくれていました。セゾン酵母を用いたBelgian Witであるため、ボディはドライで、炭酸もやや強めに効かせて、さっぱりと飲み口が気持ちいい仕上がりになっています。社内では、ホップが強い味のビールが苦手なスタッフにも「渋くなくて、爽やかな柑橘感」と好評でした。ホップではなく、本物の柑橘体験に全振りしたベルジャンウィットをお楽しみください。

ABV
5.0
IBU
15