Sep 17, 2021

忽布古丹醸造より:新シリーズのご案内

この度、私たち忽布古丹醸造がつくるビールについて新たなご案内をさせていただきます。

忽布古丹醸造のビールは、HOP KOTAN ORIGINALSとHOP KOTAN FREEDOMS、2種のブランド構成です。
一言でいうと、ORIGINALSは上富良野産ホップ100%にこだわる忽布古丹の「顔」。FREEDOMSはクラフトビールの多種多様性と奥深さを追求。
それぞれが明確なテーマを持ち、忽布古丹の2枚看板として展開してきました。

今回、忽布古丹醸造は新たなシリーズを展開します。
このシリーズが、忽布古丹醸造とはどのようなブルワリーであるかをより具体的に、
より楽しみながら知っていただく取り組みとなることを信じております。

【HOP KOTAN ORIGINALS+ (プラス)】
忽布古丹醸造のORIGINALSから派生したブランドです。キーワードは「道産子」。

忽布古丹醸造のFREEDOMSでもない、ORIGINALSでもない、でもORIGINALSにも近い新しいブランド「ORIGINALS +(プラス)」は、ここ北海道に縁やゆかりのある「道産子」の原材料にスポットを当てて、私たち自身が愛着を持ち、お客様にも毎年その季節を待ち遠しく思って頂けるようなシーズナルビールをつくっていくシリーズです。
これは、必ずしも農産物だけということではなく、一次加工品、二次加工品、
あるいはそこから生まれる残渣や廃棄品のアップサイクルにまでスポットライトを当てて、
サプライヤーと持続可能な関係性を築くとともに、素晴らしいビールの原材料となりうる
素材を発掘していくことで、私たちのビールの可能性をさらに押し広げてくれる取り組みになると信じています。
ヒトとモノとの関わりを大切にし、地域のにぎわいと文化を創造する取り組みでありたいと願っております。また、お客様がORIGINALS+のビールを片手に、
季節の移ろいを楽しめるようなブランドに育んでいきたいと考えております。

【HOP KOTAN HARVEST BREW】
忽布古丹醸造の3つ目のブランドです。キーワードは「豊穣」。

ここ上富良野では8月下旬から9月上旬の2週間がホップの収穫期で、私たち醸造士にとっては特別な2週間となります。ホップという農産物は、その水分量の多さから数日で傷んでしまうため、収穫からただちに乾燥させて、通常は貯蔵性と利便性を高くするためにペレットと呼ばれる加工品にします。つまり、ホップを生で扱うことができるのは、
「年に一度」この時期だけの季節の楽しみなのです。
忽布古丹醸造では、ホップ収穫期間にだけ使用できる「生ホップ」を使って、季節の醍醐味
ともいえるHARVEST BREWに毎年挑んでいます。
「使用量」「鮮度」ともに他に例を見ないほど、圧倒的なスケールとスピード感を誇ります。
私たちが使用する生ホップは、仕込みの日の朝に摘み取られ、その日のお昼頃には麦汁に放り込まれるため、信じられないほど新鮮な状態で生ホップを使うことができます。さらに、生ホップは「一部使用」ではなく、「100%」にこだわっています。生ホップの使用量は普段使用するホップ重量のおよそ10倍の量を誇り、これは仕込み釜から溢れんばかりのボリュームと迫力です。こんなことが出来るのは、ホップ畑の近くに醸造所を置いた忽布古丹醸造ならではの「特権」と言っても過言ではありません。
採れたての生ホップからもたらされる「柑橘類」、「メロン系の瓜っぽさ」、「青々しさ」、「みずみずしさ」などのフレッシュでグリーンな味わいを、とにかく新鮮なうちにお楽しみください。

上富良野から全国へ、「FULL OF HOPPINESS」をお届けします。

・HOP KOTAN ORIGINALS
・HOP KOTAN FREEDOMS
・HOP KOTAN ORIGINALS+ (プラス)
・HOP KOTAN HARVEST BREW

今後とも、忽布古丹醸造が醸すビールをどうぞよろしくお願い申し上げます。