HOP KOTAN FREEDOMSより昨年の12月にリリースしたBEER KOTAN IPA。その進化版となるのが今回のKOTAN’S PARADE IPAです。
FREEDOMSの定番＝「限定の定番」という、なんともひねくれた存在になる予定のこのビール、最終的には直営店Tap Room BEER KOTANと忽布古丹の常設店様でしか飲むことができない存在となります。
私たちが愛してやまないAmerican IPAが、忽布古丹醸造の「顔」となるHOP KOTAN ORIGINALS 3種の中に存在しない理由については、BEER KOTAN IPAのコメント内で軽く触れましたが、その後、2020年産上富良野ホップ100％で仕込んだAKIRA In The KF(Session IPA)の経験とデータをもとに、今回はベースはFREEDOMSらしく世界選抜のスターホップをふんだんに使用しつつ、そこにアクセントとして2020年産上富良野カスケードをブレンド。結果としては、マンゴー、パイナップル、パッションフルーツ、ライチのようなトロピカルフレーバーと、オレンジ系の柑橘香、そしてアクセントに若干のグラッシーさを感じる、なんとも華やかでワクワクするホップのパレードとなりました。
ボディやモルト感もBEER KOTAN IPAから若干のアレンジを加え、American IPAの主役であるホップアロマがより輝くよう、ボディはほんの少しライトに、そしてモルトの軽快なクリスピー感でホップのアロマと苦味のバランスをとりました。
IPAとはいえ、決して飲み疲れすることのないドリンカビリティの高いIPAを意識した仕上がりとなっております。
世界のスターホップと上富良野ホップの融合は、まるで中田ヒデがペルージャでのセリエAデビュー戦で見せた、あわやハットトリックの鮮烈デビューを彷彿とさせるドラマチックな出会いのようです。
ぜひ皆様もこのIPAを飲みながら、「上富良野から見る世界」を想像してみてください。