SANTE

European Lager

今回ご紹介するのは、フランスのホップMistral(ミストラル)をシングルホップで醸したEuropean Lagerになります。
あまりフランスにホップのイメージが湧かない方も多いかと思いますがフランス東部に位置するアルザスでのホップ栽培の歴史は長く、正確な起源は不明なくらい長い歴史です。1796年にはホップがあったとか、、、現在もフランスで作られているホップの95%はアルザスで作られています。
アルザスは1日、1年の気温の寒暖差が大きい大陸性気候によりワイン用のぶどうやホップの栽培に理想的な気候条件を備えていると言われています。北海道も大陸性気候の地域に分類され、ここ上富良野周辺では同じようにぶどうとホップが栽培されており勝手に親近感を覚えています。
そんな歴史あるフレンチホップの中では2019年にリリースされたMistralは比較的新しく、柑橘、花、甘い果実のアロマが特徴的なホップです。今回のレシピではアルザス産ホップを複数組み合わせる予定でしたが使用するMistralの柑橘、フローラルな香りの状態がとても良く、他のホップでかき消してしまわぬように急遽シングルホップで醸しました。
忽布古丹らしいドライでさっぱりとしたラガースタイルにMistralの繊細なアロマがのりモルトの風味とのバランスが絶妙な華やかな仕上がり。
我々、日本人にとっては飲みなれたドライで切れの良い飲み口は様々な料理と合わせても間違いなし。是非、アルザスを感じながら一杯目にパイントで喉を鳴らしてお楽しみください。

ABV
5.5
IBU
20