夜空に輝くふたご座の一等星「Pollux」と対をなす星、「Castor」の名を冠したNZ IPAです。
先日リリースした「Pollux」と「Castor」はひとつのタンクで仕込み、1回目のドライホップまではまったく同じビールとして育ちました。そこから別々のタンクに分けて、2回目のドライホップに使用するホップだけを変更。PolluxにはStrata+Mosaicでベリー+ダンクな方向に、CastorにはRiwakaを使い、柑橘感とニュージーランドホップらしさを前面に押し出す方向に仕上げました。
つまり、ほとんど同じビールなのに、最後の仕上げのホップだけが異なります。果たして味や香りはどれくらい変わったのでしょうか。そして逆に、共通して使用しているSuperdelicがどんな風にビールを支えているのか?という疑問にも解答をくれる、とても興味深いビールになりました。
結論から言うと、まったくキャラクターの違うビールが産まれました。
こちらのCastorの個性を一気に引き出しているのが、個人的に「NZホップ界の暴れん坊」と思っているRiwakaです。ディーゼルや火薬とも表現される鮮烈なトップノートから、ピンクグレープフルーツやパッションフルーツの香りが弾けます。そこにSuperdelicのジューシーで甘い果実感が重なり、フルーツゼリーのようなみずみずしいフレーバーがあふれています。パチっと効いた炭酸も爽快で、重たくならずにホップの魅力を楽しめます。
神話上では神の父を持つPolluxと、人間の父を持つCastorは、異なる運命を持ちながらも強い兄弟愛で結ばれていた双子だといいます。ひとつのタンクから分かれた、二つのビール。ぜひPolluxとの飲み比べも楽しんでみてください。
- ABV
- 6.5
- IBU
- 50
