小麦麦芽を使用した、ドイツ・バイエルン地方発祥の伝統的なビアスタイル「Weizen(ヴァイツェン)」。酵母由来のバナナやクローブを思わせる個性的な香り、小麦ならではの柔らかな口当たりと、フルーティで爽やかな飲み心地が魅力のビールです。今回は「王道Weizen」を意識しながらも、そこに忽布古丹らしさを落とし込んだ、ちょっと特別なヴァイツェンに挑戦しました。
ホップの収穫時期だからこそできるアプローチとして選んだのは、収穫したホップを粉砕、圧縮(ペレット加工)する前の、収穫したて&乾燥したてのホールホップを100%使用する方法。もちろん、使用するホップは上富良野産カスケード100%です。
伝統的なWeizenでは、穏やかな苦味やハーバルなアロマが特徴のノーブルホップを使用し、酵母由来の香りを引き立てるのが一般的です。カスケードの使用は王道とは少し異なる組み合わせですが、ホールホップのまま使用することで、カスケード特有の柑橘やフローラルなキャラクターを穏やかに引き出し、Weizen酵母由来のバナナやクローブ香と自然に共存し、互いの個性が心地よく重なり合うバランスを目指しました。フルーティで柔らかく、丸みのある味わいと、小麦ならではのスッキリとした飲み心地をお楽しみください。
実は忽布古丹醸造では、滅多に造ることのないWeizen(その理由については、ぜひオーナーブルワーに直接聞いてみてください)。そんなWeizenが、奇しくも忽布古丹醸造通算700回目のメモリアルな仕込みとなりました。王道を目指しながらも、ちょっと寄り道してしまったような気もしますが、これまで699回分の醸造経験を積み重ねてきた私たちなりに、真面目に向き合ったWeizenです。果たして王道に仕上がったのかどうか、その答えはぜひ皆さんの舌で確かめてみてください。
- ABV
- 5.0
- IBU
- 16
