これから迎える北海道の短い夏、心地よい昼下がりにビールを満喫するならば、ALE以上にLAGERを欲してしまうのは私だけでしょうか。
「兆し」はIPLではありますが、なにか一つの特徴が突出したビールではなく、モルトボディ、アルコール感、ホップアロマ、そして苦み、すべてがバランスよく調和したラガービールです。いつもはビールの説明では、使用している原料アイテムについては敢えてあまり触れずにいるのですが、今回は初めて使用したホップということもありご紹介します。Meridianという品種のアメリカンホップを、シングルではありませんがメインで使用しています。
ホップの使用量によりIBUやアロマの強弱は違ってくるわけですが、ホップの持っているキャラクターをどのように表現するか、といった部分はドライホッピングの方法によっても変わってきます。
今回は、すっきりとしたベリー系の香り、柑橘系の皮の爽やかなビター感、ほのかに針葉樹の香りが感じられ、ラガースタイルとの相性がとても良いと思います。
夏に向かうこれからの季節に、そして忽布古丹の2019夏~秋に、なにか弾みをつけてくれそうな兆し。
ぜひ皆さんにお飲みいただきたいビールです。
- ABV
- 6.7
- IBU
- 55