結局のところビールの良し悪しについて、大きなウェイトを占めるのはバランスだと思っています。
モルト感、ボディ、苦味、アロマそれぞれが突出することなく、調和したビールは美しい味わいに感じられます。
忽布古丹の目指すビールは綺麗な味わいのビール。それは正解のない永遠のテーマなのかもしれませんが、今回のIPAは調和を目指しました。いつもよりやや大胆にホップを使用し、しっかりとしたアロマを引き出しています。
トロピカルフルーツやグレープフルーツを連想させるジューシーなアロマを主役にドライなボディ、滑らかな苦味で全体を引き締めています。
IPAの主役はホップであることは間違いありませんが、ただ苦い、ただアロマが凄いだけではなく、味わいの調和にも注目していただけると嬉しいです。
- ABV
- 7.0
- IBU
- 69