北海道産のカシスをたっぷりと漬け込んだフルーツエールをつくりました。北海道でも栽培量が少ない、貴重な十勝産カシスを本当にたっぷりと使用しましたので、カシスの一番の特徴である酸味、そしてカシス由来のタンニンからくるほろ苦さや心地よい渋みなど、カシス本来の美味しさをギュッと閉じ込めた仕上がりとなっております。
昨年7月には「道産カシスの”サワー“エール」をリリースしましたが、前回のカシスエールは、ケトルサワーリングという、仕込み工程の中で乳酸発酵をさせて酸味を出す手法をとった後に、セゾンイーストで発酵させましたので、とても複雑かつ深みのある仕上がりとなったのですが、今回はそれとは対照的にシンプルにカシスの旨味を最大限にお楽しみいただけるフルーツエールを意識しました。
じつは、この2つの対照的なカシスエールは、今後の忽布古丹醸造のフラッグシップ的存在となるビールを誕生させるために、とても意味のある存在となっているのです。
見た目にもとても美しい深紅色のカシスエール、もちろん女性にもおすすめです。