北海道札幌市からほぼ真下を辿った先にある沿岸部の町は白老町。アイヌ文化を世界へ伝える「民族共生象徴空間(ウポポイ)」が開業予定で、これから益々知名度が上がっていくことが予想される発展著しい、そんな町にお店を構える忽布古丹醸造の常設店、haku hostel + cafe barの1周年記念ビールをつくりました。
町と店の名前にもある「白」、さらには「hakudaku(白濁)」を今回のテーマに。非常に貴重なイタヤカエデの樹液を提供頂き、成分に含まれるキシリトールは発酵では落ちない冷涼な甘みと、わずかですが樹液に含まれるペクチンが濁りに寄与してくれたと期待しています。多くの小麦麦芽とホップを使用して、ホッピーで華やか且つ口当たりの滑らかな濁りビールを目指した結果、ほとんど流行りのスタイル「HAZY IPA」と見間違えるような仕上がりになりました。しかしながら、私たちのHOPPY WHEATはそのように過度ではなく、また渋みを伴わない充分なトロピカル&シトラスなホッピーフレーバーで、ある点においてはそれらの流行りビールより、さらに受け入れやすく、馴染み深いものになったと自負しています。自粛の続く日々ですがStay Home, Stay Positiveで今ひとつ抑揚のない日々を抜け出した折には、白老町、そして上富良野町へ是非旅行に来てください。
- ABV
- 5.5
- IBU
- 36