ビーチ、ビアガーデン、バーベキューなど太陽の下で飲みたいラテンアメリカンスタイルのライトラガーは飲まさりすぎて罪な奴。このスタイルはあまり聞き慣れないスタイルかもしれませんが、アメリカのブルワーズアソシエーションが定義している「スタイルガイドライン」にも明記されている市民権のあるビアスタイルです。今回はあの有名な、切ったライムを瓶に差し込んで、ビーチなどで瓶から直接飲むスタイルが通とされている銘柄を意識しました。ただオマージュするのではなく、ホップを愛するクラフトブルワリーらしく、ホップだけであのライムの風味を表現し、酸化の少ないフレッシュなライトラガーを作り上げました。その方がきっと私たちの好みに合うのではないかと思いました。その大役を託したのはEquanotというレモンやライムの風味にトロピカル要素を合わせ持ったお気に入りのホップ品種です。狙った通りのライムを絞ったようなシトラスのフレーバーと、後に残らないサッパリとキレの良い飲み心地になりました。これは、コーン由来のデンプンであるスターチを少量だけ使用して、ボディをより軽量化するメソッドが良い効果をもたらしてくれています。無限に飲めてしまうのではないかと思うくらい、罪なほどにドリンカブルなライトラガーになったと思います。外観は麦わら色で、太陽のごとく眩しいクリアネスです。目から、喉から浴びてください。