BIG DIPPER

Hazy Lager

永遠に落ちることのない濁りと、微発砲でとろみのある口当たり、度が過ぎるほどのホップ強度を持つHazy Lagerは今回で第3弾。もはや「ラガーとは何なのか」と疑問を抱かせてしまうほど型破りで、破天荒なシリーズとなっています。
BIG DIPPERはこれまでのHazy Lagerと違ってCryo HOP(葉の部分を取り除き、成分を濃縮したホップ加工品)をドライホッピングで使用しています。マンゴーやパイナップルのようなトロピカルフレーバーと共存するのは、グレープフルーツやその白皮の部分まで噛り付いたときに感じられるあの酸味と渋味。ややピリッとくるのはホップのポリフェノールによるものだと考えられます。この刺激のある感覚は「DAY TRIPPER」「Little Ripper」にはなかったか、あったとしてもそこまで強いものではなかったと理解しています。このようにやや大人味な仕上がりで、好みは分かれると思いますが、刺激を欲求するビール飲みには、ホップの暴発するフレーバーと、炭酸や刺激が脳まで突き刺さるような感覚を楽しんでもらえるはずです。
通常のラガーでは考えられないような味覚や刺激に遭遇する未知の飲み物です。私たちもこのホップのエネルギーを完全に制御することはできておらず、またこのスタイルの行く末についても想像がついていません。これからも自分たちが心から納得できる最適解を見つけるためにチューニングをし続けていきたいと考えています。まずは、この低温高密度なホップのビッグバンを体験してみてください。

ABV
5.0
IBU
22