今年、最後の生ホップ仕込みのビールでもある第三弾ハーヴェストは、ピルスナー。生ホップ100%です。
実は、ラガーで生ホップ仕込みを行なうのは初めてでした。生ホップの瑞々しさと、フレッシュな柑橘感がピルスナーと合わないワケがないと常々思っていましたが、収穫量も増えてきた今年ようやく実現できました。こんな贅沢が許されるかと心配になるほど圧倒的な量の生ホップを使っています。
また、3年目のホップということもあり、例年よりもカスケードホップらしい柑橘のキャラクターが鮮明にビールに溶け込んでいる印象です。その結果、ピルスナーと呼ぶにはホッピー過ぎたかなとやや心配になるほど、上富良野産カスケードのポテンシャルを引き出してしまいました。しかしながら、私たちとしては嬉しい誤算であり、上富良野産ホップが年々品質を上げていることは喜ばしいことと捉えています。
今年以前のハーヴェストビールを飲んで頂いた方には「昨年と今年」の違い、あるいは、今年リリースの生ホップビール「忽布の輝き(エール)と忽布の潤い(ラガー)」の違いなんかも飲み比べて、楽しんで頂けたら嬉しい限りです。生ホップの瑞々しさが、心の渇きまで潤してくれるような気がします。
- ABV
- 5.0
- IBU
- 30