Je m’appelle AKIRA

Dry Hopped Saison

「Saison(セゾン)」はその綴りからも見て取れる通り、フランス語で「シーズン:季節」と訳されます。元々は夏の農場で働く労働者の喉の渇きを潤すために作られていましたが、現代では季節を問わず、愛されるスタイルとなりました。私たちも、忽布古丹醸造のホップを日々育て、育成・管理してくれているホップ農家ため、そして全国の汗を流して働くビール好きのために、ドリンカブルで、仕事終わりに気持ちよく、そしてたくさん飲めるビールを設計しました。原材料についても産地にこだわり、フランス発祥のセゾンにフランス産ホップと忽布古丹醸造の上富良野産カスケードを組み合わせ、上品で、高貴なセゾンを狙いました。元々のスタイルにも沿ってアルコール度数は控えめにしてドリンカブルに、そして、通常は高温で発酵させることの多いセゾン酵母を、最適温度の下限まで下げて、ゆっくりと低温発酵させることで、セゾン酵母の放つ独特なエステル香を抑えて、癖の少ない仕上がりにしました。それでいて、酵母に由来するフルーティーさとスパイシーさは健在で、上富良野産カスケードによる柑橘のホッピネスが繊細に香り、それはグレープフルーツの白皮の部分であったり、わずかに白ぶどうのようであったりと、爽やかな果実らしい香味が広がる夏向きのビールとなりました。

ABV
5.0
IBU
35