下面伝 序

Helles Bock

ドイツが起源のへレスボック。淡い色合いで、アルコールが強く、リッチでモルティーなヨーロピアンラガーです。多くのボックスタイルは13世紀にドイツで生まれましたが、へレスボックは19世紀初頭の淡い麦芽の出現とその人気の高まりとともに現れた比較的新しい種類のドイツビールです。とはいえ、100年以上の伝統と歴史を持つビアスタイルなので、より忠実にこのスタイルを再現して、正しく伝えることで、より本場の味わいに近いものを楽しんでもらいたいと考えました。このビールは、焼き立てのパンや、ビスケットのような穀物の風味がハッキリと楽しめます。ピルスナーモルトとヴィエナモルトの2種類だけを使用して、非常にシンプルなモルトの配合で挑みました。牧草ように深呼吸をしたくなるような香りと、マイルドな胡椒を想わせるノーブルホップのフレーバーが極めて控えめに一瞬だけ横切ります。クリーンな発酵に加えて、トラディショナルなボックよりもよく発酵が進んでおり、ほとんどドライな仕上がりになっています。ボックの特徴である満足感が得られる中程度のボディが必要不可欠ですが、甘いビールであってはなりません。重たいビールであると認識されているように見受けられますが、それは本来のへレスボックの姿ではありません。べたつくような味わいだったとしら、おそらく本場の彼らでもマスジョッキで飲み干すことはできないでしょう。適度にドライなフィニッシュとアルコール含有量に由来する心地よい暖かさは、まだ寒さが残るこの季節をもう少しだけ楽しい気分で過ごさせてくれそうです。

ABV
7.0
IBU
30