「シュバルツ」という響きは何処となく男心を擽る響きを持つ言葉です。「シュバルツ」はドイツ語で「黒」を意味します。今回は、シュバルツ・ビール、つまりドイツ系統の黒ビールです。シュバルツ・ビールは記録が残っているものではドイツのチューリンゲン州にある醸造所で1543年に作られ始めたといわれています。ここはドイツの中央部にあたり、旧東ドイツに組み込まれていました。長い間、冬の寒さも厳しい地方、黒い色合いが好まれたのかもしれません。今回は、これから夏に向けて、太陽が眩しい時期にもおいしく飲めるようなシュバルツ・ビールとして作りました。フレーバーはカカオ、コーヒーやチョコレートを思わせるほろ苦さと香ばしさの風味があります。これはブラックモルトやローストモルトといったローストした麦芽からくる風味でエスプレッソの香りのような風味があります。一方、ホップの苦みはあるものも、黒い見た目ほど苦みを強くはしていません。真夏のビール、黒い色合いで一見重そうな雰囲気ですが、麦芽の焙煎した風味が漂う飲みやすい一杯にしあげてあります。今回の名前は「Life won’t wait.」は「人生は待ってくれない」という意味です。長い冬が終わり、太陽がまぶしい季節になります。「人生は待ってくれない」ので思いっきりビールを楽しみましょう。
- ABV
- 5.5
- IBU
- 26