埼玉は浦和の常設店『BEERNOVA URAWA』様の5周年を記念して作ったDouble Cold IPAが完成しました。5周年おめでとうございます！そして、5年連続ありがとうございます。恒例となっているテーマは「日常」。1回目は文字通り「日常IPA」、2回目はコロナによって多くの制限を強いられた日常だったため「新しい日常IPA」と名付けられました。3回目は制限が少しずつ緩和されつつあった時で「日常酒飯」という名前が付けられました。昨年からはほとんどコロナ以前と変わらない日常が返ってきたため「日常麦酒」と命名されました。日常というものが普遍的ではなく、尊いものだということが分かったこの数年。私たち自身、定点観測のようにこのビールを通して、1年前を振り返るきっかけにもなっています。世の中の「当たり前」に感謝して、ビールを美味しく飲める人生を謳歌していきたいものです。そして今回は、「Slice of Life」という名前になりました。「日常のひとコマ」という意味を持ち、日常に溶け込むくらい自然な味わい、クリーンで雑味のない液体、だけどしっかりホップを楽しめるビールを目指しました。残糖はほとんど残っていないくらい発酵が進んでいて、非常にドライでキレのあるボディです。糖類を使うことでさらにスッキリとした味わいを実現しました。昨今、流行りのCold IPAは麦芽よりもスッキリとした仕上がりになるように、一部の麦芽の代わりに米やコーンなどを副原料に使用することで、よりクリーンでスッキリとした味わいにしているのが特徴です。同じ目的で、より簡易的に、効率的に、その効果を得るために「糖類」を選択しました。中毒的に気に入っている「Simcoe」と、鮮度の良い「Chinook」を使って、ダンクで草っぽいニュアンスと、パイニーなエッジの効いたフレーバーを溶け込ませました。こんなビールを日常的に飲むのも悪くないですね。飲みすぎ注意です。