空知の丘のIPA

American IPA

IPA愛好家の皆さんお待たせいたしました。「苦味」というのは本来、人間の舌のセンサーが、「毒」と認識して、反応するシグナルだった言われているにもかかわらず、なぜ私も、そして皆さんもこの「苦味」の虜になっているのでしょうか。
そんな物好きな皆さんのために、今回は煩悩の数と同じ108のIBUをご用意いたしました。とはいえ攻撃的で渋みを伴う苦味というわけではなく、鮮烈な苦みのファーストタッチ以降は、一定の苦味の心地よさを保ちながらも、非常にカラフルなホップフレーバー、特に草、花、木、それぞれの大地の特徴をもった3品種のホップが活躍します。
ホップは品種や使い方により様々な個性や特徴を魅せることは、すでに知られていることかもしれませんが、あらためてホップが偉大なる農産物だということを認識させられました。特に今回のIPAでは、私たちがブルワリーを構える上富良野町から産まれたスターホップの「ソラチエース」の存在感が強く、杉材の香りや木樽熟成したような影響をビールに与えています。実際に、狙いの通りのウッディ、シトラス、グラッシー、フローラルな味わいが表現できたと思います。空知を全身で感じるかの如く、自然豊かな丘陵の香りをビールから体感してみてください。

ABV
7.0
IBU
108