Strong nonno

Strong Pale Ale

定番シリーズであるHOP KOTAN ORIGINALSの3種類のスピンオフ企画が、限定シリーズのHOP KOTAN FREEDOMSより3週連続リリースされる、その第三弾。

ラストは【nonno-ノンノ-(Pale Ale)】のスピンオフ!定番3種はもちろん全ての銘柄を上富良野産ホップ100%で仕込んでいますが、nonnoについてはドライホッピングも上富良野産ホップで賄っています。ドライホッピングとは、ほとんど発酵が完了している麦汁にホップを後入れする手法です。ドライホッピングを行なうとホップのキャラクターが色濃くビールに反映されます。ほとんどの国内ブルワリーが使用しているホップは輸入ホップですが、ドライホッピングともなるとほとんど100%が輸入ホップと言っても過言ではありません。たしかに、現状の国産ホップは、その華やかさにおいて海外産のスターホップに太刀打ちはできないかもしれません。それでも、私たちは現状使用できる貴重な国産ホップの味を噛みしめながら、いつかこの地から再び誕生するであろう圧倒的な個性を持ったホップで、海外産ホップに引けを取らない華やかさを手にすることに賭けています。

そして、すでにそれを予感させるホップがこの地から産声を上げています。この度、私たちはホップ農家と共同で選抜した新品種のホップを初めてStrong nonnoに使用することができました。少量の収穫となったため、ドライホッピングの一部をこの新品種で賄うことに限られましたが、さっそく通常のnonnoとは違った表情を魅せてくれています。そのホップが畑にあった頃、多くのスタッフが「白桃」の香りを感じていましたが、今回の使用では「マンゴー」や「マーマレードジャム」などの甘く熟した果実のフレーバーが発揮されたように感じられます。

このように国産ホップでドライホッピングを行なうことは、当たり前のことではなく、さらに定番においては他に例がなく、稀有な存在ともいえます。それがいつか「稀有」でなく、当たり前に楽しめるようになるのが私たちの願いです。ホップの名前に候補はありますが、まだ確定はしていません。次の収穫時期にはお伝えできることでしょう。新品種ホップのデビューにもなった今回のStrong nonno。是非、【nonno-ノンノ-(Pale Ale)】と飲み比べてみてください。

ABV
7.0
IBU
45