ORIGINALS+シリーズより、12月恒例のリリースとなる Grape Sour Ale 。
これまで【hule-フーレ-(赤)】、【retar-レタラ-(白)】の2種で展開してきた本シリーズは、上富良野町のお隣・中富良野町にあるワイナリー Domaine Raison(ドメーヌ・レゾン) さんより、ワイン醸造の工程で生まれる葡萄の搾り粕を分けていただき仕込んでいます。
ORIGINALS+のテーマである「地元原材料の活用」「原料のアップサイクル」を体現したシリーズで、昨年よりアイヌ語で「お隣」を意味する 【awta-アウタ-】 の名でリリースしています。
昨年からは、赤・白それぞれを分けて仕込むスタイルではなく、赤・白の葡萄粕をブレンドし、ひとつのビールとして醸造しています。ワイナリーでの仕込みのタイミングと、忽布古丹での醸造スケジュールをすり合わせながら計画を立てるため、使用できる葡萄品種は限られますが、今年は赤に Zweigeltrebe(ツヴァイゲルトレーベ)、白に Chardonnay(シャルドネ) をチョイスしました。
ツヴァイゲルトレーベ由来のベリーやチェリーのアロマ、シャルドネ由来のハーブやシトラスのニュアンスに、サワー酵母が生み出す爽やかな酸味と、葡萄そのものの酸が重なります。ドライな飲み口ながら、葡萄の芳醇なアロマと奥行きのある味わいを楽しめる一杯に仕上がりました。
2種の葡萄が織りなす明るく複雑なキャラクターと、わずかにオレンジがかったロゼカラーの外観も含め、ぜひお楽しみください。
ORIGINALS
awta 2025
- ABV
- 7.5
- IBU
- 10



